今回の旅は、結構日程に余裕があったので、秘書の実家でまったりしているワイルド研室長を見かねて、秘書のお母さんが水族館に連れて行ってくれました。
室長が動物好きなのを知って、色々と気を使ってくれたのです。
しかも水族館の前売り券のようなものを持っているではありませんか。
なんと優しい。
中国の水族館というのは、一体どんなものなのでしょうか?
高速に乗って水族館へ。中国は左ハンドルです。
どこへ行くのかはっきりとはわからないまま車に乗り込み、秘書母の運転する車に揺られること1時間弱。
广汉市(広漢市)というところに着きました。
水族館の名前は「広漢・海立方・海洋親子楽園」
平日だったからか、かなり閑散としていましたが、外観は楽しそうです。
「海立方」というのは、「海の雰囲気がある立方体の建物」という意味だそうですが、
秘書は「そんなに立方体じゃないね」と笑っていました。
中に入ってすぐのところは、子供でものぞき込める高さの水槽がたくさんある広場になっていました。
なぜかカブトガニはみんなひっくり返っていました。
ほかにも亀たちがうじゃうじゃ泳ぎまわっている水槽があります。
水槽は膝くらいの高さしかありませんでしたが、亀を触ってはいけないようでした。
爬虫類コーナーは結構充実していて、ワニのほかにもいろんなトカゲがいました。
このフロアはどこもこんな感じだったので、室長は
「あれ、やっぱり子供向けの水族館だったかな?」
と少し期待ハズレだったかもしれないと、思い始めましたが、奥に進むとちゃんと立派な水槽がたくさんありました。
小魚だけでなく、大魚もいます。
この魚のいる水槽は、大きなトンネル状になっていて、中を歩くことができました。
結構な大きさの魚の群れが、わさわさーっと泳いでくるので、迫力があります。
魚が上を通った時は、まるで海底から上を見上げているような風景です。
この水槽では、決まった時間になると人魚ショーを見ることができます。
音楽に合わせて人魚が水中を踊ります。
行った方はぜひ見てみてください。
ショーが終わっても、しばらくは人魚が水槽の付近を泳いでいますので、一緒に写真撮影をすることができます。
ショーが終わった後、同じショーを見ていたおばちゃんが、すっかり終わったと思い水槽のへりに腰掛けていました。
そこへ背後から人魚が泳いで近寄ってきて、おばちゃんに手を振っていたのですが、おばちゃんは水槽に背を向けているので気づきません。
やっと気づいたと思ったら、おばちゃんは驚いて、ビクッとしていました。
その様子を見ていたワイルド研室長と秘書は、顔を見合わせてニヤリとしていました。
とてもきれいだったのが、クラゲです。
ライトの色がどんどん変わっていくので、とてもキレイです。
ずっと見ていても飽きません。
秘書がお気に入りだったのが、アザラシでした。
好奇心旺盛で、人間に近寄ってきてくれます。
秘書は写真を撮りまくっていたのですが、なかなかいいものが撮れず、かなり長時間粘っていました。
でもその甲斐あってか、撮れた写真がこちら。
スマホ写真ですが、なかなか良い表情だと思います。
運よくエサをあげるところも見ることができました。
数が平等になるように、飼育員さんがうまくあげています。
水族館なのになぜかオオカミもいました。
秘書が近寄っていくと、オオカミはなぜか嫌な感じで目を逸らしていました。
小規模ながら、アシカのショーも行われていました。
中国に来てまさか水族館に来ると思っていなかったのですが、秘書母のはからいによって、楽しい1日になりました。
感謝です。
Part 6に続く。
「秘書と行く四川と重慶 Part5 背後から忍び寄る人魚」への2件のフィードバック