秘書と行く四川と重慶Part 4 食べて踊って四川生活

Part3暗躍するホンヤードンの職人たちより

重慶見物が終わったので、次は成都へと向かいました。
言わずと知れたパンダの本拠地ですが、パンダ繁殖基地にはまた後で来る予定だったので、この時は2泊だけして街の中を見て回りました。
するといきなりです。

パンダが目の前に現れました。
こんな街中にもいるのですね。

大都市、成都には大型のショッピングモールがたくさんあって、なんでもそろうといった感じです。
無印とかユニクロとか、日本発のお店も当たり前のようにありました。
ユニクロの商品は、日本で買うよりも少し割高な感じがしました。
商品はmade in Chinaなのに、どうして中国で買った方が高いのか疑問です。

モールの中にある本屋に入って見ると、入口近くに平積みされている本の中に、日本人作家の名前がたくさんありました。
特に人気なのは、東野圭吾、村上春樹、夏目漱石のようです。
中国語に翻訳されると10億人以上が読めますから、その影響力は計り知れないですね。

本屋の中にある雑貨コーナーにもパンダグッズがたくさん置いてありました。
グリーティングカードの中には、パンダがデザインされた春節(旧正月)や中秋の名月のためのものもあって、日本とは季節感が少し違うのが面白いところです。

本屋の一角に並んでいたフォトアルバム。ひらがなの「の」が入っている。
室長が一番好きなのは「最美の珍蔵」でした。何て読むのでしょうか?

夕方になると、街角のいたるところから音楽が流れてきます。
おばさまたちが、歩道の広くなったところに集まって、音楽に合わせてダンスをしているのです。

秘書いわく、これは「広場ダンス」というものだそうです。
少しだけなら参加しても良いらしいので、見よう見まねで室長もちょっとだけ踊ってみました。
すると踊っていたおばさまたちが、いきなりくるくる回転して方向を変えたために、さっきまで一番後ろだったはずの自分の列が、あっという間に最前列になってしまったのです。
振り付けもわかりませんし、なんか恥ずかしいので、すぐにやめてしまいました。

ダンスグループは、10人くらいの小さなものから、100人以上いる大所帯まで、様々です。
秘書によると「レベルの高い」グループとそうでないグループがあるそうです。たしかに、大勢でやっているグループの、先頭列で踊っているおばさまたちは、気合が入っているような気がしました。
ちなみに秘書の母は「そういうのはやらない」グループでした。
ダンスグループも色々、おばさまも色々ということです。

* * *

さて、また一度、秘書の実家のある徳陽市に戻ります。

朝食は秘書のススメで水餃子を食べました。
こういうのはやっぱり中国のものは最高に美味しいですね。
下にピリ辛ソースがあって、それをからめて食べます。
1人前の量なのに、お店のおばちゃんが、大人が抱えても持ち上がらないほど大きい樽のような鍋にお湯を沸かして、茹でていたのが印象的でした。
お湯を沸かすエネルギーがもったいないような気がしましたが、それが美味しさの秘訣かもしれません。
これで日本円にすると100円くらいだったと思います。

そして、また食べ物ばかりになりますが、お昼は駅にあるマクドナルドで食べてみました。

ビッグマックセットが44元なので、大体700円くらい。
日本と同じくらいですが、なんか高く感じてしまう。
それにも関わらず、お店はとても混んでいました。
中国でもマクドナルドは大人気なのです。

徳陽ではまた秘書の実家で厄介になりました。

秘書実家の窓から。中国っぽい感じがすごくする。

そして、おもてなしがまた続きます。
秘書両親夫婦の友達と、中華テーブルを囲みます。

本場のぐるぐる回るテーブル。料理がところせましと並べられます。
個室に案内されたのですが、店員さんが頻繁に来て色々とテーブルの上のものを整理していきます。
それぞれのお皿に乗っている料理が残り少なくなると、大皿から小皿に移し替えて、空いたスペースに新しい料理をどんどん持ってくるのです。
ですから、テーブルの上は常に料理でいっぱいです。

辛そうな料理ですが見た目よりは辛くない。下には魚が煮込まれている。

優しい甘さの揚げパンのようなもの。辛さが苦手な人にも負担にならないのでたくさん食べました。

そしてこの後数日間、徳陽市内で、市民生活を味わいました。

父親と肩を組んで歩く秘書。飼い犬も自由についてくる。

犬の連れていき方は人それぞれ。車の上に乗せていく人もいる。

徳陽市内を走るバス。座席が硬い。
乗るときに1元を箱に入れてから座ります。

徳陽の公園にもいました。おもしろおじさん。
銀色のこまのようなものを回している。
縄(?)でこまをバシバシ叩いて回転数が落ちないようにしているのですが、そのときにバシン! という大きな音が響きます。
周りの人は、あまり近寄らないようにしているようです。
でもやっている本人は、「どうだ」という感じで時折周りにアピールするような視線を向けていました。

道端でスイカを売っている。でかいし、安いし、美味しい。
1個400〜500円くらいだったと思います。

夜は川の周りを散歩。長江の支流の大きな川なので、流れも緩やか。
風がないため、水面が鏡のようになって光を反射している。

さて、次はいよいよ中国の動物に会いにいきます。

 

Part 5に続く。

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